日経平均が大荒れなので、データで見てみました

本日2017年11月9日は、日経平均が大荒れの一日でした。

当日引値 22,868.71
前日比-45.11(-0.20%)

前日終値 22,913.82(11/08)

始値 22,989.44(09:00)

高値 23,382.15(11:28)

安値 22,522.83(14:32)

という状況です。

先物高値は昼休み

ちなみに先物は昼休み12時手前に23430円まであります。
安値は14時半くらいにあった22520円です。
先物ベースだと900円超の動きでした。

一日の流れ

朝ほぼ23000円と前日比プラスでスタートし、前引け近辺に高値23,382円を付けました。

後場は寄付には売りが出て高値から100円程度下げ、23,254円でスタートしたものの13時半くらいまでには23300円台を回復。

そのまま今日も強いかと思われたものの、13時半以降は一転下げはじめ、1時間程度で約800円下げ、22,522円まで下落しました。

結局そこから30分で今度は300円程度戻し、結局前日比45円安の22868円での引けとなりました。

オプションボラティリティは大幅上昇

この大きな日中の動きを受けてインプライド・ボラティリティは大幅上昇しました。

しかし23300円を越えて高値を付けにいっている間も実はアウトのプットのボラティリティは大幅に上昇していました。

日経が上昇する中で、プットの価格も上昇するという状況でした。

これは12月限20500円プットの前場から14時までのチャートです。

日経が反落したのは13時半くらいで、そこからさらに跳ね上がっていますが、その前も日経が400円近く上昇した時のファーアウトのプットの動きとは思えません。

 

 

 

プレミアムが30円程度のオプションですが、底堅く推移している様子がわかります。

11時半近くの日経平均が高値を付けに行く局面でも数円上昇していますね。

高値不安からこれだけプットが買われていた状況の中だったので、いったん下げだした時に一時的に不安が増幅し下げが加速した面も大きいと考えています。

過去の日中の高値、安値の差

過去の日経の高値、安値の差について調べてみました。

2001年からのデータになります。

高値から安値を引いた差を単純に並べてみたのが、下の図です。

  日付 終値 始値 高値 安値 前日比率 H-L (H-L)/C 前日比 前日比/(H-L)
1 2016/6/24 14,952.02 16,333.87 16,389.17 14,864.01 -7.92 1,525.16 10.20% -1,286.33 84.3%
2 2013/5/23 14,483.98 15,739.98 15,942.60 14,483.98 -7.32 1,458.62 10.07% -1,143.28 78.4%
3 2011/3/15 8,655.00 9,235.00 9,287.50 7,862.50 -10.04 1,425.00 16.46% -965.49 67.8%
4 2016/11/9 16,251.54 17,281.95 17,427.71 16,111.81 -5.36 1,315.90 8.10% -919.84 69.9%
5 2015/8/25 17,806.70 18,171.66 18,835.35 17,747.50 -3.96 1,087.85 6.11% -733.98 67.5%
6 2008/10/14 9,447.57 8,407.94 9,455.62 8,407.94 14.15 1,047.68 11.09% 1,171.14 111.8%
7 2013/5/24 14,612.45 14,731.75 15,007.50 13,981.52 0.89 1,025.98 7.02% 128.47 12.5%
8 2015/9/9 18,770.51 17,758.13 18,770.51 17,756.76 7.71 1,013.75 5.40% 1,343.43 132.5%
9 2001/3/21 13,103.94 12,184.32 13,103.94 12,100.97 7.49 1,002.97 7.65% 912.97 91.0%
10 2008/10/16 8,458.45 9,400.85 9,400.85 8,458.45 -11.41 942.40 11.14% -1,089.02 115.6%
11 2016/4/28 16,666.05 17,438.99 17,572.27 16,652.74 -3.61 919.53 5.52% -624.44 67.9%
12 2016/2/15 16,022.58 15,248.38 16,155.10 15,243.88 7.16 911.22 5.69% 1,069.97 117.4%
13 2008/10/10 8,276.43 9,016.34 9,016.34 8,115.41 -9.62 900.93 10.89% -881.06 97.8%
14 2015/12/18 18,986.80 19,320.46 19,869.08 18,982.25 -1.9 886.83 4.67% -366.76 41.4%
15 2016/1/29 17,518.30 17,155.06 17,638.93 16,767.09 2.8 871.84 4.98% 476.85 54.7%
16 2017/11/9 22,868.71 22,989.44 23,382.15 22,522.83 -0.2 859.32 3.76% -45.11 5.2%
17 2008/10/8 9,203.32 10,011.64 10,011.64 9,159.81 -9.38 851.83 9.26% -952.58 111.8%
18 2016/11/10 17,344.42 16,562.86 17,393.82 16,560.66 6.72 833.16 4.80% 1,092.88 131.2%
19 2007/8/17 15,273.68 16,035.38 16,062.59 15,262.10 -5.42 800.49 5.24% -874.81 109.3%
20 2008/10/30 9,029.76 8,269.71 9,030.85 8,269.71 9.96 761.14 8.43% 817.86 107.5%

ただこれは金額ベースです。

859円は大きな動きですが、もともとの指数が23000円程度なのでパーセンテージで言うと周りのデータよりはおとなしいと言えます。

859円を引値で割ると、3.76%の動きになります。(左から3列目の数字)

ちなみにパーセンテージベースで並べ替えると、90番目とだいぶ後退します。

上下に大きく動いて結局前日比はあまり変わらなかったケースは?

高値と安値の差が、当日の引値の3.5%以上あった日をピックアップしてみました。

(高値ー安値)/ 当日終値 > 3.5%

という日の中で、

前日比 / (高値ー安値)

の小さい順に並べてみました。

前日比であまり動いていないにも関わらず、日中の上下の動きが激しかった日、ということでになります。

  日付 終値 始値 高値 安値 前日比率 H-L (H-L)/C 前日比 前日比/(H-L)
1 2009/4/16 8,755.26 8,848.43 9,030.00 8,720.62 0.14 309.38 3.53% 12.30 4.0%
2 2013/6/7 12,877.53 12,706.41 13,106.20 12,548.20 -0.21 558.00 4.33% -26.49 4.7%
3 2017/11/9 22,868.71 22,989.44 23,382.15 22,522.83 -0.2 859.32 3.76% -45.11 5.2%
4 2003/7/3 9,624.80 9,702.69 9,896.64 9,503.14 0.34 393.50 4.09% 32.56 8.3%
5 2008/11/17 8,522.58 8,366.88 8,767.98 8,218.82 0.71 549.16 6.44% 60.19 11.0%
6 2013/5/24 14,612.45 14,731.75 15,007.50 13,981.52 0.89 1,025.98 7.02% 128.47 12.5%
7 2016/4/8 15,821.52 15,597.04 16,027.63 15,471.80 0.46 555.83 3.51% 71.68 12.9%
8 2008/10/9 9,157.49 9,168.16 9,443.45 9,100.93 -0.5 342.52 3.74% -45.83 13.4%
9 2008/12/17 8,612.52 8,658.22 8,741.24 8,425.66 0.52 315.58 3.66% 44.50 14.1%
10 2008/1/18 13,861.29 13,577.50 13,902.64 13,365.32 0.56 537.32 3.88% 77.84 14.5%
11 2001/3/30 12,999.70 13,203.00 13,457.90 12,992.45 -0.56 465.45 3.58% -72.66 15.6%
12 2015/7/9 19,855.50 19,422.78 19,855.50 19,115.20 0.6 740.30 3.73% 117.86 15.9%
13 2009/2/3 7,825.51 7,862.95 8,084.41 7,800.80 -0.62 283.61 3.62% -48.47 17.1%
14 2013/6/25 12,969.34 13,081.62 13,234.89 12,758.22 -0.72 476.67 3.68% -93.44 19.6%
15 2011/3/17 8,962.67 8,543.00 9,080.50 8,443.00 -1.44 637.50 7.11% -131.05 20.6%
16 2013/6/21 13,230.13 12,787.87 13,330.35 12,702.67 1.66 627.68 4.74% 215.55 34.3%
17 2008/11/21 7,910.79 7,600.35 7,994.68 7,406.18 2.7 588.50 7.44% 207.75 35.3%
18 2009/2/9 7,969.03 8,178.07 8,257.71 7,969.03 -1.33 288.68 3.62% -107.59 37.3%
19 2016/2/17 15,836.36 16,035.35 16,214.46 15,632.12 -1.36 582.34 3.68% -218.07 37.4%
20 2001/11/16 10,649.09 10,488.70 10,850.48 10,454.20 1.52 396.28 3.72% 159.20 40.2%

こうして見てみると、今日は相当特殊な日に見えます。

2013年5月~6月、2008年後半から2009年前半が結構入っていることが目につきます。

やはり大きく強い上昇トレンドの後での乱高下が入ってきているのがわかります。

2013年5月~6月は黒田バズーカ後の大きな調整、2008年はリーマンショックですね。

今回もこれらの時のような大きな調整になるのかどうかは明日以降のマーケットを見てから、と考えています。

しかし現時点ではあまり大きな調整はないと考えています。

本日の下落と2013年の下落との違い

今の環境が2013年の下落時に似ているかどうかは、前に記事を書きました。

2013年5月の暴落に似ているのか

2017.11.02

2013年の時は個人の買いが中心で上昇、今回は日銀のETF買いが原動力で指数、特に日経先物中心の上昇という違いがあるので、過熱感が違う、という記事でした。

2013年の時には、個人投資家が総強気で下げた時に買う主体がいなかったため、下落に転じると投げが投げを呼ぶ展開になりました。

今回、日銀の買いポジションの投げが出てこないというだけでも大きな違いです。

実際に今日の下げを見ても、やはり今回は少し違うという印象を持っています。

企業業績もよくなっており、本日も下げている中で個人投資家が好むマザーズ銘柄や、決算発表の良かった銘柄への買いが入ったことから切り返しが始まっています。

ちなみにマザーズ指数は引けでは前日比プラスまで戻しています。

今回については2013年と違い、

  • 下げても投げない日銀が買いの主体であること
  • 買いで遅れていた個人マネーが業績発表の良かった銘柄中心に押し目を拾う行動に出ると思われること

が考えられるので、大きな深押しはない、と考えているわけです。

今後の取引プラン

今後の取引プランですが、明日から買い始めるか、明日もう一日様子をみて、週明けから買い始めるか、考えているところです。

大きな押しはない、と考えて買いから入るわけですが、絶対ないとは言い切れないので、ちょっと様子をみたいところです。

特にSQ日は、それまであった満期の近い大きなガンマのオプションがなくなることで、マーケットが変化することもよくあります。

11月限と12月限でのカレンダースプレッドを持っていたオプションプレイヤーも多いでしょうから、12月限の処理が明日朝のSQ後に出てくる可能性があります。

上で書いた過去の日経データとの比較を見ても乱高下がもう少し続く可能性もあります。

今日の急落を考える限り、23380円を付ける過程で大きな買いが入ったというよりも、23000円を心のよりどころにしていたショートポジションのロスカットによる踏み上げが入ったと考えています。

今日新規の買いが入っていたのであれば、下がったところではショート筋のやれやれ感の買い戻しが入り下げ渋ったでしょう。

たまっていたショートの大きなロスカットが出て、それが終了した後は買い戻しが入らないマーケットになってしまい、現物株の買い手が出てきて下げ止まった、という構図になっていたと考えています。

ですからいったん目先の高値を付けた感はあります。

ここからは焦って明日、明後日に買わずとも、押し目買いのチャンスをゆっくり待てる環境になっていると思っています。

大きな下落の可能性もゼロではない中では、少し待ちながらのトレードで十分と考えているところです。

自分のポジションは

日々のメルマガでは書いたのですが、自分のポジションは現在最低限のデルタとファーアウトのプットがあるだけです。

大きく上がったのに23000円を突破せずに終わった、おとといの引け方が何となく嫌だったので、昨日22800円台で引っ張っていたデルタをクロースしました。

まだ上昇トレンド継続と考えているので、最低限のデルタは残しましたが、気分的にはほぼフラットな状況です。

昨日ポジションをクローズしましたが、その後にやはり上昇トレンドは強い、と考えて、押し目を買う予定でいました。

また上昇の勢い次第では押し目を待たずに買うことも考えていました。

実は本日も23050円で指値買いを出したのですが、結局入りませんでした。

おととい何となく嫌な感じがあってポジションをクローズしたこともあり、無理に上値を追いかけずに今日は様子見と決めました。

様子見と決めたので、近くの図書館に行ったのですが、正直11時過ぎにはスマホで相場をチェックしながら相当後悔していました。

ですからその後の下げも実は外出先でしか見ていません。

家でトレードをやっていたら、日計り感覚で22900円くらいで買って、22600円では投げていたような気もするし、1日の中ではトレンド重視はなので逆に23000円割れを確認して22900円で売って22700円くらいでは買い戻していた気もします。

なんにせよ、今日はトレードしていなかったので、冷静にマーケットを見ることが出来ました。

本当にラッキーだったと考えています。

本格的なポジションを作るのは来週以降になりそうです。


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